【慈恩寺ガイド育成プログラム】
本事業では、慈恩寺の観光と地域の文化を、より魅力的に伝える観光ガイドを養成するため、座学研修、フィールドワーク、ワークショップ、実践研修などの研修プログラムを実施。観光の魅力のみならず、ガイドの心構えや安全対策、会話力などについても研修するとともに、プログラム実施の結果からガイドマニュアルを作成。はじめて慈恩寺に来られた方には、「慈恩寺に来れば仏像がわかる」という仏像をチーム別に解説した新しいガイドの切り口で説明する手法を開発した。
本プログラムは、通常の座学やテクニック論の研修プログラムに比べ、より主体的能動的な参加を求めるもので、慈恩寺の魅力の語り部として、受講者同士が互いに語り合い、学びあえる関係性を創造し、共通のありたい姿を見つけ出すことに注力した。これは、プログラム終了後も会の永続的な習慣として続いていくことを当初から想定し、社会構成主義学習理論の手法を応用した「成功の循環」モデルをベースとしたワークショップを展開したものである。
約２カ月で９回の講座、毎回４時間という内容のプログラムにもかかわらず、受講された方々のうち約７割の方にプログラムの修了証を授与（修了証は全体の６割以上出席の方のみ）できた。
受講者の声
「ポイントを押さえて聞いているつもりでもこぼれるところがあり、毎回の丁寧な振り返りで記憶が定着した」
「研修のやり方に感銘を受けた」
「細かい段取り、展望まで抑えていただいてありがとうございました」
「至れり尽くせり、こんな研修はこれから経験することはないと思う」
依頼者 慈恩寺観光振興会
募集定員 計25名
実施期間 平成26年8月20日(水)～平成26年10月15日(水)
協力
岩代彫刻修理所 代表 鈴木慎吾氏
谷地八幡宮 宮司 林 保彦氏
東北古典彫刻修復研究所 渡邉真吾氏
慈恩寺観光振興会ガイド育成部長 草刈重治郎氏
慈恩宗本山慈恩寺 管長代行 布施智典氏
