2018年5月20日(日) 出羽三山神社 鏡ヶ池の清掃奉仕をさせていただきました。
今年で3年目、県内各地から87名のボランティアに参加頂きました。
この清掃活動は、出羽三山神社のご快諾を得て、山形掃除に学ぶ会の皆様のご協力をいただき2016年から行っています。
「東の奥参り 鏡池特別納鏡/いけのみたま心願参り」で鏡を奉納する鏡池は御池そのものが羽黒山の御神体です。池の周囲はご神域のため玉垣で囲われています。
ご神域に入る為には、三神合祭殿での正式参拝で御祓いしていただくことが必要。全員神妙な面持ちで修祓をおうけします。
前日から先発隊が現地に入り、作業の段取りを確認しました。前日は雨でかなり冷え込み寒かったので、作業当日の天気が心配されてました。しかし、未明まで降っていた雨もあがり、素晴らしい清々しい五月晴れの中で行われました。
今年は雪が多かったので鏡池周辺には5月下旬だというのにまだ雪が残っていました。
水は手がかじかむほど冷たかったのですが、みんな元気で生き生きと楽しそうです。
胴長を履いて鏡池に入ります。池底に無数の根を張る河骨(コウホネ)を“手探り”ならぬ“足探り”で見つけ、それを剣先スコップで短く切り分け取り出します。根っこは太いもので直径60~80mmほどあり、根っこを掘り出すと水深が25㎝ぐらい深くなります。
作業開始当初は池底に溜まった泥のぬかるみに足がとられ四苦八苦していましたが、慣れてくるにつれ笑顔が戻り作業も進むように。若いってスゴイ!!
「東の奥参り 鏡池特別納鏡/いけのみたま心願参り」で鏡を納鏡し、願いごとを書いた紙を浮かべる石鉢も綺麗になりました。苔も生えてきて風格が出てきています。また、三神合祭殿周辺も雑草や枯れ枝などが取り除かれさっぱりとしました。
参加された皆さんのモチベーションの高さと抜群のチームワークのおかげで、当初予定していた範囲よりも広い作業を終えることができました。やり方の目処がたったので、次年度もぜひやらせていただきたいと思っております。
この夏、参拝に訪れる皆様にとって、ちょっときれいになった鏡池と、清々しい境内の空気を感じていただけたら嬉しいです。
出羽三山神社では三神合祭殿前にある「鏡池」に鏡を納める特別参拝「東の奥参り 鏡池特別納鏡」を行っております。是非、お運びください。
●期間 平成30年4月28日~平成30年11月18日