今年の鏡池掃除は、新型コロナウイルスの感染防止のため、やむなく中止といたしました。
 ちなみに昨年はこのような様子でした。

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2019年6月9日(日)

 出羽三山神社 鏡池の清掃奉仕をさせていただきました。
 今年で4年目、県内各地から88名のボランティアに参加頂きました。この清掃活動は、出羽三山神社のご快諾を得て、山形掃除に学ぶ会の皆様のご協力をいただき2016年から行っています。

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 三神合祭殿の前にある「鏡池」は羽黒山の御神体の池、御手洗池として古くから羽黒信仰の中心とされてきました。池にはその昔カギ型の橋が架かっており、昭和の初期に撤去されました。その際、平安時代から鎌倉時代にかけて奉納されたと思われる銅鏡が600面以上発見されたといわれています。そのうち現在190面の鏡が重要文化財として出羽三山歴史博物館に収蔵されています。
 現在の鏡池はコオホネという植物の葉で一面がびっしりと覆われてしまっています。「元の美しい水面を取り戻そう」と3年前から有志を募って鏡池のコオホネを除去と鏡池周辺の清掃活動をしています。

 前日から先発隊が現地に入り、作業の段取りのつもりが、みんな本気でコオホネの根っこ掘りに夢中になって、ここまで綺麗になりました。最初、御池に到着した時は、唖然とする程いちめんの水草でしたが、たった10人で1/3ぐらい処理出来ました!

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 当日は、県内各地から集まったボランティア88名で鏡池と周辺の清掃を行いました。

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 そして、掃除中に、御池の中から銅鏡発見!!
 発見者は青木哲志さん( 山形市観光戦略課長 )。詳しいことはわからないので、出羽三山神社の学芸員に見てもらいました!

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 今回見つかった銅鏡には「人見和泉塚重次」と読める字が刻印されています。※但し「塚」の字はあて字でよくわかりません。サイズは直径21cmで9.6cmの把手が付いているもので、今まで発見されたものにはない珍しいカタチです。発見が認められれば、約80年振りに新たに発見されたことになります。学術的にも興味深いものだと思います。

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 鏡池の方は、びっしりと水面を覆っていたコオホネの葉もなくなり、水面には三神合祭殿がうっすらと映るようになりました。来年以降も鏡池清掃を行う予定ですので、関心がある方はぜひご参加ください。